試料調整・試料採取方法について

フィルムシートの試料の採り方は、供試フィルムから縦方向に長さ1m以上の試料3個を切り取るとしています。それぞれ試験片縦横五個以上が十分とれる量とします。実際には、フィルムみたいな大量生産品の場合は、過去の実績からサンプリング数を実績にあわせて省略する場合が多いそうです。試験場所の標準状態は、JIS Z 8703-1983.確2009「試験場所の標準状態」に規定されているそうです。標準状態というのは、「標準状態の気圧のもとで標準状態の温度及び標準状態の湿度の各一つを組み合わせた状態とする」としています。また、ISO554では標準状態として23℃、50%RHが推奨されています。プラスチックの場合は、温度23℃、湿度50%としているそうです。JIS K7127では、原則として同じ条件を指定しているそうです。